EndeavorOS
EndeavourOSは、Arch Linuxをベースに開発されているLinuxディストリビューション。
2019年5月に開発が終了した、Antergosの精神的な後継者になることを目指しているとされる。
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![]() デスクトップ画面(Xfce オンライン版) | |
開発者 | Bryan Poerwoatmodjo, Fernando Omiechuk Frozi, Johannes Kamprad, Manuel |
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系統 | Arch Linux |
開発状況 | 開発中 |
初版 | 2019年7月15日 |
最新安定版 | ローリングリリース |
アップデート方式 | pacman |
パッケージ管理 | pacman |
カーネル種別 | Linux |
デスクトップ環境 |
オフライン版:Xfce オンライン版:Xfce, MATE, LXQt, i3, Cinnamon, KDE Plasma, GNOME, Budgie, Deepin Desktop Environment |
ウェブサイト | https://endeavouros.com/ |
概要[編集 | ソースを編集]
2019年5月21日、Arch Linux派生のディストリビューションであるAntergosのプロジェクトの終了が発表された。
AntergosのモデレーターであるBryan Poerwoatmodjoは、新しいフォーラムでコミュニティを維持する考えを表明し、その考えに賛同したJohannes Kamprad、Fernando Omiechuk Frozi、Manuelと共に、2019年7月15日にEndeavourOSの最初のISOをリリースした。
当初の計画ではAntergosのネットインストーラーCnchiを使用する予定だったが、技術的な問題から最終的にCalamaresを採用した。
開発者達は、Antergosコミュニティの多くのメンバーがEndeavourOSに移行することを期待していなかったが、参加したコミュニティメンバーの反応と数は期待を上回った。
Antergosコミュニティは最初のリリースを非常に好意的に受け取り、何人かのブロガーは公開後間もなくこれを絶賛した。
ネットインストーラーのリリースは2019年11月15日に予定されていたが、同年12月22日まで延期された。
ネットインストーラーによって、インストールプロセス中にさまざまなデスクトップ環境とドライバーパッケージを選択することが可能となった。
EndeavourOSでは、Alter Linux同様Arch Linuxとリポジトリを共有する形でのローリングリリースが採用されている。
これは同じくArch Linux派生のLinuxディストリビューション、Manjaroが独自のリポジトリを用意しているのとは対照的で、Manjaroの様にしっかりと安定性が確かめられたパッケージばかりでは無いものの、Manjaroよりも新しいパッケージが利用出来ることになる。
Arch Linuxベースである為、Arch User Repositories(AUR)も利用可能で、多数のソフトウェアパッケージをインストールすることが可能である。
日本語入力環境[編集 | ソースを編集]
EndeavourOSは初期状態では日本語入力環境が導入されていない。
日本語入力環境を導入することは出来るが、Ubuntuやその派生ディストリビューションの様に簡単ではない。
これはUbuntuが多言語対応に力を入れている為であり、EndeavourOSの問題とは言い難いが、同じArch LinuxベースでもLive起動から日本語入力に対応しているAlter Linuxや、簡単に日本語入力環境を導入できるようになっているManjaroと比較すると、EndeavourOSは日本人には手の出しにくいディストリビューションとなってしまっている。
リリース[編集 | ソースを編集]
EndeavourOSはローリングリリースを採用している。
その為、決まったバージョンといったものはない。
外部リンク[編集 | ソースを編集]
コメント欄[編集 | ソースを編集]
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